リサイクルトナーにするメリットは?また、リサイクルトナー業者の選び方
2020-08-29
コピー機や複合機は、定期的にトナーカートリッジを交換する必要がありますが、印刷をすればするほどトナーは消耗してしまいます。また、思った以上に値段も高いトナーカートリッジは、何個も何個も交換するとランニングコストが高くなります。そこで、経費削減のため、トナーカートリッジをリサイクルトナーにする企業が増えてきています。リサイクルトナーはどういったものなのでしょうか?
リサイクルトナーは、使用済みトナーカートリッジを再度利用できるように、メンテナンスした商品です。消耗部品を交換することで、3~5回ほど繰り返し利用することができます。また、使用済みトナーカートリッジに残ったトナーは、一般ゴミとして捨てると処理する際に粉塵爆発する危険性がありますから、産業廃棄物業者に処理してもらう必要があります。
しかし、使用済みトナーをリサイクルすることで環境にも優しくて、資源を無駄にすることはありません。今回は、リサイクルトナーについてやリサイクルトナー業者の選び方についてご紹介します。
純正品じゃないリサイクルトナーにするメリットはある?
トナーカートリッジには、純正品と非純正品とがあり、リサイクルトナーは非純正品です。リサイクルトナーは、回収した使用済みのトナーカートリッジを分解し、洗浄、修理、部品の交換、トナーの充填、再度使用できるようにしたトナーです。純正品じゃないと聞くとちょっと不安になりますが、リサイクルトナーにするメリットってあるのでしょうか?
リサイクルトナーの価格の相場は、業者や機種にもよりますが、いちから製造する純正品よりもコストがかからない分、純正品の半額程度で購入することもできます。しかし、中国など海外で製造された激安のリサイクルトナーは、価格だけで選ぶと品質が悪い場合があり、注意が必要です。
価格が極端に安すぎる場合、メンテンスをしないで、トナーの充填しかしていないという可能性があります。リサイクルトナーは、使えば使うほど部品の消耗が進んでいきますから、メンテンスしないままだとコピー機や複合機自体が故障してしまう原因になる場合もあります。
リサイクルトナーを購入前に、業者がどのようなメンテンスをしているかを確認しておくことが重要です。そして、リサイクルトナーが非純正品だと聞くと品質が心配になるかもしれませんが、業者によっては、純正品にほぼ近い品質であったり、トナー量を割り増しした大容量製品もありますから、純正品にはないお得感もあります。
また、リサイクルトナーは、消耗部品のみの交換ですから、3~5回ほど繰り返し利用することができます。使用済みトナーは産業廃棄物の扱いになりますので、普通に燃えないゴミなどでは捨てられません。リサイクルトナーは、業者が使用済みトナーを無料で回収してくれますから、廃棄に困ることはありません。
このようにリサイクルトナーは、地球環境保護もできて、資源の有効活用もできますし、なによりも純正品より安く購入できるメリットは大きいです。
リサイクルトナー業者は保証内容から選ぶ
リサイクルトナー業者は、インターネットで検索してもたくさんでてきますが、業者はどのように選べばよいのでしょうか。リサイクルトナーは、安ければいいというものでもありません。人件費や消耗部品費、輸送費など原価はどこの業者も大差がありません。
価格の差は、工場の人員削減やその他の経費削減をするしかありません。人員削減できるということは、部品交換などのメンテナンスはせず、トナーだけを詰め替えるなどしている場合もありますから、品質が悪い製品である可能性があり注意が必要です。
値段が極端に安すぎるトナーは買うのをおすすめしません。品質が悪いリサイクルトナーを買わないためには、信頼できる業者を選ぶ必要があります。よい業者の見極め方法は、ホームページです。ホームページに電話番号などの情報が記載されているかどうかは重要です。
電話番号があるということは、問い合わせにも対応してくれるということですし、製品の品質に自信があるということで、お客様へのサポートもしっかりしている可能性が高いです。また、ホームページに商品の保証期間が詳細に記載されているかどうかもポイントです。
リサイクルトナーは何個かまとめ買いをすることが多いので、1年以上使うことが多いです。1年保証のところも多いですが、1年過ぎていると不具合がでても対応してもらえませんから、できるだけ1年以上の保証期間の業者を選ぶとよいでしょう。
さらに、不具合が起きた場合の対応などわかりすく記載されているかどうかも重要です。リサイクルトナーが原因で、プリンターや複合機の調子が悪くなってしまってしまう可能性もあります。その際の修理費は対応してもらえるかなど保証範囲を必ず確認しておきましょう。
リサイクルトナーの種類は2つ
低価格で地球環境に優しいリサイクルトナーですが、実際にどういったトナーの種類があるのでしょうか?リサイクルトナーは大きく2種類あります。1つは、「即納品」で、工場で既にリサイクルがされたトナーのことです。
即納品であれば、工場が在庫として保管しているので、平日の締め切り時間までに電話やFAXで申し込みすれば、当日出荷してくれます。トナーが切れた時など次の日すぐ届くのでとても便利です。そして、もう一つが、「リターン品」です。
新商品など使用済みトナーが入手しづらい場合など工場で在庫がない場合は、リターン品となります。使用済みのトナーを回収してから工場で、分解、清掃などのリサイクルをします。また、リサイクルが完了してから届きますから、7日から10営業日くらい納品に時間がかかります。
いずれにしても、トナーを切らしてから、リサイクルトナーが届くまで印刷できないと困ります。また、リサイクルトナーは、新品ではありませんから、不良品にあたる可能性もないとは言えません。予備トナーを常時いくつか置いておくと、印刷がきないなどというトラブルは回避できます。
まとめ
リサイクルトナーは、純正品よりも安い価格で購入できるのが魅力です。また、リサイクルすることによって、使用済みトナーカートリッジを無料で回収してもらえるので、ゴミの削減や資源保護にもなり社会貢献できます。
また、リサイクルトナーは価格で選ぶのではなく、信頼できる業者で選ぶようにしましょう。
参照⇒トナプロ